2014年4月18日金曜日

【その5】~上戸車編~

構造その5・上戸車編

今回は上戸車を説明します。
上戸車は本体から網戸を吊るす為の重要な接続金具です。その上戸車の車輪部にはこの業界では非常に稀なベアリングを採用し、非常に軽くてスムーズな開閉を実現しました。


上の写真に見えるビス止めの為の穴は12mmあります。これは網戸を取り付ける際に微調整する為に余裕をもって作られています。取り付ける際の微調整は非常に大事な事で、この取り付けを完璧に行う事で網戸の開閉能力が格段に変わります。指先一つで「スッ」と開くようにするのはこの調整一つにかかってます。また車輪部は水平方向にも自在に動くようになっています。




車輪部にはベアリングを配しています。
ここで少しベアリングについて説明しておきますと
 
ベアリングの基本的な働きは“主に機械の摩擦を減らす”ことです。ベアリングが摩擦を減らすことで生まれるメリットとしては、
  1. 摩擦を減らすことで機械が働く効率を高める。
  2. 摩耗を減らすことで、機械の寿命を長くする。
  3. 焼付きを防ぐことで、機械の故障をなくす。
の3つが挙げられます。
ベアリングは摩擦を減らし、効率よくパワーを伝えることができ、省エネに貢献しているのです。これが「ベアリングは地球環境にやさしい」と言われる理由です。
詳しくはこちら
   ↓
ベアリング入門 NSK JAPAN (こちらのサイトから抜粋しました。)

上記のように回転する機構には非常に有効なベアリングを重要な車輪部に採用しています。


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